2011年2月27日日曜日

カタい話をしますが

私のPCは全部トップページがiGoogleなのだが、ふと見るとGoogleNewsガジェットのニュースが全部海外ニュースだった。
ニュージーランド地震以外は全部人間社会の争いごと。
アフガン爆発と北朝鮮が米韓演習に反発したという記事以外は直接的に(前二者も間接的には関係するが)、ジャスミン革命に始まる様々な変革の波。

私は意識して政治・歴史(現代史)には触れないようにしているのだが(だって、すぐに客観的・論理的な議論が望めなくなっちゃうからね)、まるで飽和溶液が一気に結晶するような変化の早さに驚くばかりだ。
科学技術の進歩もそうだけど、何かヒントになるものとかちょっとしたきっかけで、一気に、またいっせいにぐわーっと前に進むときというのがあるように思う。
もちろんそのためにはそれまでの積み重ね、政治なら不満の鬱積とか意識の高まりとかコミュニケーション手段の確保とか、科学技術なら検証ツール・メソッドの充実とかデータの蓄積とか、あるいはアイデアを提案する人の中での勉強や考察、情報などの蓄積とかいったものが必要で、それがあってこそ機が熟するとちょっとしたきっかけで過飽和溶液から結晶が晶出するように一気にうわーっと広がって全体の押しとどめられない流れになるのだと思うけれど。

世の中は本当に変わりつつある。
日本はいい方向には変わっていっていないように見えるが、どちらにしろ急激には変わっていない。政権交代はマイナスもすごく多いけれど、政権交代しなければ実現しなかっただろう変化も数多くあった。しかしそれでも変化は緩やかだ。
これからも緩やかな変化なのか、何かが蓄積されていてどこかで飽和するのか、それはわからないけれど、少なくとも世界は急激に変化しているし、しばらくは大きな変化がまだまだ起こるだろう。

そういう中で、個人としては変化を味方につけられる力を身に着けないといけないなあと思う。
それって何?というと、いろんな情報を「知っている」知識と、それらが字面だけの死んだ知識ではなく、活性化した情報であること、つまりそこから全体がイメージできたり、自分の地域や自分の組織と結びついたり、動いていく(そして自分の進んでいくべき)先が予測できたりするような形で、アクティブな形で情報を溜め込めることではないかなと思う。
自分自身も、自分の組織も、自分のまちも、世界も、「明日も今日と何ら変わらず同じ」だと決め付けちゃあいけないということですな。

・・・・なんか久々に(本当に久々に)カタい話をしちゃったなあ。^^;
明日からはまた浮世離れしよっと。

1 件のコメント:

  1. 活性化した情報=前例主義にならないようにする配慮は必要と思います。
    活性化した情報=成功事例+失敗事例なんだと思います
    だから、先読みが出来るのだと思うんですよ

    これから必要なのは「行動」なんだと思います
    これから誰も予想できないような、だれも経験したことがないような不況、変化が来るんだと思います。
    それに対して、「先の予想」なんて出来ないと思います。
    自分が試して、失敗して、それを前例にして前に進む必要があるんだと思います。
    それをリアルタイムに共有する仕組みは必要なんだろうなあ。
    「誰か試して失敗するの待とうか」はなしですよね。

    その行動に対して必要な情報は「手段」しかないんだろうなあ
    「手段=方法+利点+欠点」くらいなもので、問題はそれを試すかどうかだけのことと思うんですよね。

    本当は失敗できる余裕が欲しいところだけど
    それさえ確保できない世の中になるんだろうから
    失敗できる試し方というのもこれから必要なことなんでしょうね。

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