2011年11月18日金曜日

沖縄の空はいつも灰色

9時前に起床。平日にこの時間まで寝ているのだから寝坊ということになるのかもしれないが、就寝が3時過ぎだったから十分寝たとはいえない。とにかくやるべきことを夜中に持っていくので、どんどん夜型になって困ったものなのだ。
メール処理その他ごそごそやって出発。山手線とモノレールを乗り継いで羽田空港へ。
東京駅を過ぎたあたりで遠くでスピーカーでガナリ立てているような声がするのでふと見ると、電車内でやたらと大きい通話音量にして、まったく無遠慮にケータイでわあわあ話しているおっさんがいた。とにかく相手方の声が周囲に筒抜けなのである。あんな音量にしたら俺だったら耳が痛くなるぞ。しかしマナーを知らぬ親父だなあと思っていたら、モノレールにそのまま乗ってきて、私の隣に荷物だけ置いて本人は別の席に座った。さすがに注意しようかと思ったら荷物を取り上げて別の席へ。そこでまた次々とケータイをかけてはわあわあ話している。もうまったくなんて親父なのだ、
「あんた今どこにおると?」
「上ね?下ね?」
えーとこれって何弁だっけ?
とにかくその地方の恥を晒して回っている親父であった。

なんだかなあと思いつつ終点の羽田空港到着。
朝昼を兼用のケバブランチを食べつつメールチェックしていると、仕事のメール到着。これをベースに仕上げた文書をクライアントに送らないといけないのだが、ファイル便はダウンロードできない環境なので、15MBほどあるWordファイルをPDFにして、さらに1~2MBぐらいづつに分割しなければならない。ところがそもそもPDF変換がなかなか進まない。
結局途中であきらめて機上の人となる。
いつものように(本当にエブリタイム)、離陸してしばらくは雲の隙間に地上が見える天候なのだが、進むほどに雲が多くなり、やがてぺかーっとした半分が真っ白になった。もう完全に見飽きた光景だ。
これが

こうなる。いつも同じ光景^o^;
機内でPDF変換の続きをしながらコーヒーを飲み、持ってきた文庫本をのんびり読む。こういうときの本は、椎名誠や東海林さだおといった何も考えず読める人畜無害のものに限る。
しかしテーブルの上のバイオ君は5分に1ページくらいのペースでのんびりPDF変換している。おいおい間に合うのか?明日から週末だからなんとか今日の5時までにメール送信してしまいたいのだが、ちょっと無理っぽくなってきた。図がいっぱい貼りつけてあるからなあ。

着陸まであと1時間になったところでようやくPDF変換が半分終わった。あいかわらずカメのようにのそのそと歩みを進めている。これ中断したらきっとまた沖縄のホテルで一から貼り直しなんだろうなあ…となかばあきらめ顔で窓の外をみると、相変わらず上下ニ色の世界なんだが、いつの間にか上のほうが青ではなく灰色に変わっていた。
うーむ、沖縄に向かって天候は着実に悪化しているようである。
もうすぐ電子機器使用禁止令が出る、というところになってようやく変換と分割作業が終了。
やれやれと胸を撫で下ろしバイオをバッグに入れ窓の外を見るともう完全にホワイトアウトというかグレイアウト。おまけに飛行機が揺れだした。

ようやく那覇空港に到着。いつもと同じ沖縄の灰色の空が出迎えてくれた。笑。
空港には「たまたま近くの現場に来たから」とゆめたくさんが迎えに来てくれていた。いいやつなのだ。

ねっとりと濃密な温かい空気が体を包む。今日は25度ほどあるらしい。
おもいっきり薄手のジャケットをカッターシャルの上に羽織るだけで出できたので、東京では肌寒く、飛行機に乗ってちょっとむわっとする暖かさにほっとしたくらいなのだが、沖縄の暖かさは段違いだ。たまらずジャケットを脱ぎ、カッターシャツの袖をまくる。見ればゆめたくさんは半袖だ。


ホテルに直行してとりあえずチェックインし、歩いて国際通りへ。
数少ない「カードで買える店」に行き、泡盛古酒、麸、ランチョンミートの必殺3点セットとインスタント沖縄そば、菓子類をがばっと買って家に送る段取りをした。このあたりもうルーティンワークですね。
そのまま歩いて移動し、お待ちかねの懇親会。7時からの予定だが6時過ぎに入店して2人で飲み始める。やがて徐々にメンバーが増えていく中、その都度小さな乾杯をして気ままに飲み食い。私はこういう気楽さが好きだ。
久々の沖縄の幸。やはり島らっきょうは沖縄で食べるに限る。
わいわいと飲み食いしていろんな話をする気楽な時間。
いつもながら楽しく時間をすごし、いろんな人に電話をかけたりして、22時すぎにお開き。
最後にみんなでゆめたくさんを励ます 。しかしうつむくゆめたくさんであった。たくく、しっかり。
やはり仕上げは沖縄そばだろうと栄に移動。栄と聞くと名古屋が頭に浮かぶのだが、こちらの栄はちょっと古い商店街なんかがあるらしい。今度ぶらぶらしてみたいなあ。
ふと見ると、あの山羊の店が直近にあるではないか。
沖縄そば。透き通ったスープはいいダシで美味い!
気持よくホテルに戻ると、またしても山のようなメール。さて、いつものように一風呂あびてから処理しよう。(もう慣れた^^;)

2 件のコメント:

  1. 山羊の店・・・赤い提灯、すっーと5月に戻りました。
    知床さんのあの顔は一生忘れません。
    ブログだと距離感が不思議とないですね。
    心は沖縄にあるような!?
    ゆめたくさんのご健闘をお祈りしています♪

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  2. 沖縄の皆さん、元気そうでなにより…

    でもなさそうなのがひとり写ってますね(爆)。

    電話がかかってくるのがわかっていれば、こっちも酔っ払ってたのになぁ~。

    ちなみにこちらはずっと晴れていましたが、今日になって雨模様です。

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