2014年10月30日木曜日

しがら組ところびの1日

筆記合格発表当日、朝起きると40通ほどのメール。バタバタと準備しつつざっと目を通すだけ通して、とりあえず車に乗って出発。今日はしがら組活動日なのだ。
ああ、あの人が合格してくれた、あの人がだめだったなどとあれこれ頭には浮かぶが、そちらに意識が行ってしまうと今日の活動に手落ちができるので、ひとまず試験のことは頭から振り払う。

活動開始のあいさつなんぞをエラソーにするワタシ。今日活動する高校生は13人。うち女子2人。

元若狭東高校教師の西田先生の説明。私の親父の同級生なんだが、先生元気だ。

まずはナタとカケヤを使って竹を4つ割りにする。実はこの日の夕方、手作りのクサビを使ったもっと効率的な方法をあみだした。自分が作業しなければならないという事態になると人間アイデアが出るもんなんだなあ。^^;

杭(8月に切り出したものだ)を法尻に1.5m間隔で打っていく。長さ1.5mあるので、お酒のケースを結束バンドでつないだ足場の上に乗ってカケヤをふるう。
実は私はこのあたりから現場を離れ、ゲストハウスで「上根来鍋」を一生懸命作っている。

杭の間に竹を編みこんでいく。そんなに力はいらない。そして慣れてくるとどんどん早くなる。

完成。みんなで記念写真。今年のしがら組は、上根来に上がる人がみんな目にするので、絶好のアピールになる。

ゲストハウスで昼食。元気な高校生たちであります。

恒例の上根来鍋。ボタン鍋と同じ味付けと材料で、イノシシ肉のかわりにスーパーの安い豚コマを使っているが、しみじみとうまいのです。

いい天気のゲストハウス前でのんびりと鍋を食べる高校生たち。

午後はアブラギリの実を拾う作業…と思っていたら、トンデモナイことが発覚した。実が入ってないのである。殻を割ってみるといつものように種がならんでいるのだが、その種を割ってみると、中がカラなのだ。種の中身を絞って油を取るのだが、この中身がまるっきりないのである。
数年前にもこういうことがあったらしいが、どうやら今年はとんでもない「裏年」、不作の年であったらしい。数年前の大不作と共通するのは少雨であったことだが、8月が逆に涼しく雨ばかりのバカ夏だったこともあるのかもしれない。
昨年拾った実があるから、圧搾などの作業やシンポジウムでの公開はできるが、来年は実がない状態から活動しないといけない。
まあともかく、自然相手だとこういうこともあるということだ。この大不作が上根来だけなのか、遠敷地区全体なのか、はたまた若狭地方一円なのか、確認しておく必要があると思う。

2時半、活動終了。やれ疲れたと思っていると、もみがらダンプが現れた。

合計ダンプ5杯ほど運んだ結果。なかなかの量になりました。

ダンプを一度返すということなので、もみがら運搬用の枠をばらす作業をしたのだが、ついでに竹を運んでもらった。実は月曜日に切った竹が足りず、しがら組全長40mのうち10mが杭を打っただけで竹柵が未完成なのだ。
急きょ上根来内の竹林で竹を伐採。道路下の斜面から引っ張り上げるのがけっこう大変なのだ。

現場まで運搬してもらい、私とたけし・あこちゃんの3人で4つ割り→編みこみの作業。薄暗くなりかけるころにようやく終了。
ゲストハウスにいろんなものを運んで片付けをして、それでも全部は片付かずに、だけどヘトヘトなのであきらめて6時前に下山。
いやー、疲れた!

しかし安心して寝てしまってはいけない。この日のメール合計100通以上を処理しないと。
模擬面接の受付シートを作ったり返信したりしているうちに夜中になったが、最後は本当に目がしょぼしょぼだった。

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